雪の京都庭園&街並みツアー11 桂離宮2



桂離宮第2弾
御腰掛軒内は、クヌギ、樫などの細い4本の皮付き丸太の柱で屋根を支え、とても自然で繊細な建物ですね。どのくらいの年数で建て替えるのだろうか?
桂離宮の随所に灯篭や手水鉢があり、それだけ見ていても面白いですよと案内の方が話していましたが、この手水鉢は二重桝形といい、遠州このみの手水鉢という。
御腰掛軒内の前に蘇鉄は、薩摩の島津家より献上されたといわれ、京都の庭園には珍しい植栽ですね。冬は防寒のため菰を巻き上げて上部を藁で化粧してる。
白川橋を渡ると松琴亭がある。茅葺き入母屋屋根の建物は茶室というより農家の建物に感じる。
白川橋を渡った正面に躙り口があり、その上に横長の竹連子窓があり、その左には墨跡窓がある。
桂離宮を象徴するデザインである、加賀奉公書の白紙とそれを藍で染めた紙を交互に張り合わせた斬新なデザインの襖、その右側の部分は石炉となっていて、茶席の料理をその上に置いて暖めていた。
一の間から土廂内に竃と炉と水屋がある。眺めが良い絶好の場所にこのような設えをする贅沢な建物である。
桂離宮第3弾に続く

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